2006年05月11日

0079 if… 白狼の苦悩〜prologue

コツ、コツ、コツ…


とある宇宙要塞の最深部の廊下を1人の男が歩いている。


床、および周囲は金属でできており、いかにも宇宙基地といった感じである。


そんな廊下の最も奥深く、この基地の中心部にあたる位置に、この雰囲気には似つかない、大きな、そして豪華な扉が一つたたずんでいる。

おそらくこの要塞の司令官の部屋なのだろう。通いなれた部屋である。






男は、扉の前の衛兵に軽く敬礼をした。

衛兵は背筋を伸ばし、敬礼をしながら言葉を発した。

「大尉。司令より伺っております。どうぞお入り下さい。」

男は軽く頷き扉を開けた。



「シン・マツナガ大尉、入ります。」


部屋の中は、豪華な扉とは違い、実に質素なものだった。

これといった装飾品はなく、実務的な大きな机といくつかのソファが置いてあるだけである。



机の奥に座る一人の大男がマツナガを確認してから言った。

「おう、マツナガか。まぁ、適当に座ってくれ。」


大男は、ほかよりも派手な軍服を筋骨隆々とした大きな体躯の上に纏い、顔にはいくつかの傷跡があり、いかにも武人といった風貌である。

一般人が見たら、まさかこんな輩がかのジオン公王の御子息だとはだれも思わないであろう。


宇宙攻撃軍司令であり、ジオン公王デギン・ザビの息子、ドズル・ザビ中将である。




しかし、いつものドズルとは様子がおかしい。発せられた言葉もどこか歯切れが悪い。

マツナガはドズルに向かい、それほど畏まらずに聞いた。

いくら公王の息子で中将だとしても、もう畏まるほどの間柄ではない。



「ドズル様、私に御用件とは?」

「あぁ、お前に頼みごとがあるんだ。実はな…」


と言うと、ドズルは急に神妙な顔つきになった。マツナガもいつもと違うその雰囲気に、なにか不穏なものを感じていた。





「実は、マツナガ、お前にワシの元を離れて欲しい。」


ドズルからは意外な言葉が発せられた。その目はどこか遠くを見ているようだ。



ドズルは、早くからマツナガのパイロットとしての才能を見抜き、自身が視察などでMSに乗るときは、常に護衛として付き添わせていた。

さすがになにかを感じていたマツナガも、その思いも寄らない言葉にハッとなった。


「ド、ドズル様…」


マツナガは、ドズルのことを心から信頼していたし、ドズルから信頼されていることも感じ取っていた。自分が何かミスをしたつもりもないし、信頼を壊すようなこともしていない。

なので、ドズルの思いもよらない言葉に動揺を隠せないでいる。



「マツナガ。ワシはお前を心から信頼しておる。だからこそお前にしか頼めない仕事ができた。」


その言葉に、自分にミスがあったわけでもなければ、信用を失うようなことがなかったことを確認すると少し安心できた。しかし、だからこそ出てくる不安も感じていた。



ドズルはさらに遠くを見ながら話を続けた。


「ワシには大事なものがある。家族じゃ。妻、そして娘だが、もう1人…。弟のガルマだ。」


ドズルは歳の離れた弟であるガルマを溺愛と思えるほど可愛がっていた。




「ガルマが地球で戦功をあげてな、今度宇宙に上がってくることになった。」

「はい。聞いております。大変立派な御活躍だったそうで。」

「あいつには才能がある。ワシはあいつこそ父上の跡を継ぐべきだと思っている。しかし、まだ若い。あいつを死なせるわけにはいかない。

ワシはあいつが地球に行くと言ったときも反対した。あいつは自ら危険に首をつっこむところがあるからな。

宇宙に戻ってくると聞いて、少し安心した。しかし、あいつがワシのところに戻ってくることはない。


あいつは前線に行くといってきかない。しかし、危険にさらすわけにはいかないので、前線の後方支援をやらせることに決めた。しかし、あいつの性格だ。自ら危険な任務に赴くだろう。


そこでマツナガ、お前にあいつを守って欲しい。


大変な任務であることも、お前に向かない仕事だということも理解している。しかし、お前しかいないのだ。


やってくれるか?」



マツナガは少し間を置いた。

途中からもう自分がなにをやるのかはわかっていた。

しかし、いくらガルマが大きな戦功を挙げたとはいえ、まだ若さゆえの甘さが残っていることも聞いていた。大変な、そして気苦労の多い仕事であることも理解できた。

しかし、これを断ることができないのもわかっている。



「わかりました。」

「そうか。お前ならそういってくれると信じていた。では早速準備に取りかかってくれ。」


ドズルはそう言うと立ち上がりマツナガに向けて右手を伸ばした。

マツナガもそれにあわせて立ち上がり、ドズルの右手を握った。



「マツナガ。ガルマを頼む。」

「はい。必ずやガルマ様を守り抜いて見せましょう。」


二人はそう言うと堅い握手を握りしめた。




マツナガは一通りの行為を終えると部屋を後にした。

「この白狼が坊やの護衛かぁ…。」


言ってはいけないことだとわかりながら、言わずにはいられなかった。



衛兵は、部屋を後にするマツナガの背中に、いつもと違う、そして全く似合わない哀愁を感じていた。






と、こんなことを想像しながら、ジオンICをつくってしまいました♪

どうしてもマツナガさんが使いたくて♪


で、マツナガさんの護衛する相手を探していたんですが、ドズルじゃあんま面白くないなぁって思って…。

う〜ん、そういえばライデンも使いたいなぁ♪

でもそんなんもっと面白くない。


アイナとかもいいなぁ♪由緒ある名家デッキみたいな♪

アイナもってない…。引ける気もしない…。



う〜ん、せっかくだから好きなキャラがいいなぁ♪

うん、じゃあガルマで♪



でこんなシナリオを想像して始めました。



この話が続くかはわかりません。一応、考えてはいますが…。


皆様の感想、お待ちしています♪
posted by ゴウ=ウラキ at 11:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ジオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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